カテゴリー: ブログ 作者: okakei-consaru投稿日: 2020年4月21日2020年4月22日 ブログ 防衛反応への対応 2020年04月21日 「職場のメンタルヘルス」P96 上述したような防衛反応がとられている場合には、下記の設問を用意する。 1)なぜそんなに不安・ストレスを感じているのか。 (1)本人側の理由か (2)周囲に主として理由があるのか 2)その不安・ストレスはどの程度のものか。すぐに介入しなければならないものか。 または、しばらく経過を見ていてよいものであるか。 どうあがいても不安感をゼロにする方法はない。 “いのち”は元来不安定で、常に変化流動しているものである。 不安感をなくそうとして、まともに立ち向かってしまうと、にっちもさっちもいかなくなる。 どうにもならないことに心と体のエネルギーを費やすのは一応横に置いといて、 いま己の寄って立つ場でやるべき行動、やるべき事をやるように指導していく。 大切なのは、現在の状態の改善と行動の改善である。 ある程度の発症機制に見当がついたら、あとは目を現在と将来に向けるようにしむける。 (出典) AMERICAN PSYCHIATRIC ASSOCIATION : Quick Reference to the DIAGNOSTIC CRITERIA from DSM-Ⅳ,1994 : 高橋三郎・大野裕・柴矢俊幸・共訳: DSM-Ⅲ 職場のメンタルヘルス, 89~190頁, 医学書院, 1995より, 著者一部改変. 防衛反応への対応