うつ病の病態モデル

抑うつ状態の時は、「体の中でエネルギー源が低下している」と考えると分かりやすいかもしれません。

エネルギー源が作られるスピードにはリズムがあります。
何らかの理由で、エネルギー源の生産がおちているときにストレスがかかり過ぎたり、
過重労働でエネルギーを使い過ぎたりすると症状として身体・精神症状が出てきます。

エネルギー源の水面がたっぷり青信号領域まで貯まっているときには、症状は水の底にあって顔を出さない。

黄色信号領域まで減ると、意欲低下や過労の症状などが水面に顔を出し始める。これは「これ以上エネルギーを使ってもらっては困る」という、体からのサインです。

赤信号の領域まで水面が下がってくると、典型的な抑うつ症状や不安・焦燥感などが現れる。

水が注がれるスピードが遅くなっているにもかかわらず、いつもと同じペースで水を使っていると、水面がどんどん下がります。
この場合には、エネルギーの無駄使いを避ける必要があります。

エネルギーは、時に応じて、時に従って、自分の状態に応じて使う必要があります。
充実してバリバリ動けるときは良いのですが、ずっとそのペースではなく、疲れた時はしっかり睡眠や栄養をとって休みましょう。

(出典) AMERICAN PSYCHIATRIC ASSOCIATION : Quick Reference to the DIAGNOSTIC CRITERIA from DSM-Ⅳ,1994 : 高橋三郎・大野裕・柴矢俊幸・共訳: DSM-Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引, 223~224頁, 医学書院, 1995より, 著者一部改変.

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