病気の説明-うつ病
うつ病
L9 身近な人が「うつ状態」になったときに早く気付くためのサイン
- からだの症状や表情・行動の変化を良くみてください。
- 言葉を聞くことは大事ですが、それと同じように、またはそれ以上に大切なのが体の症状や、表情・ふるまいの変化を見ることです。私たちは内心と違った言葉でも口にすることが出来ます。けれども、内心と違う表情や行動をし続けることは出来ません。
- 毎日の生活を一緒にしているご家族はじめ身近な人こそ、ちょっとした変化に気づけるのです。調子がよさそうな日があっても、すぐに悪くなるような状態を繰り返している。このような場合は、うつ病が関係している可能性もあります。
- これが全部ではないですが、次のような症状が要注意です。
- 表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、落ちつかない、飲酒量が増えた。
- 仕事を休みがちになった。
- 毎朝、新聞を読んでいた夫が新聞を読まなくなった。
- 日曜日には必ず趣味(ゴルフなど)をやっていたのに、やらなくなった。
- ちょっとしたことで怒りっぽくなった。
- ささいなことを気にするようになった。
- 身だしなみに気を使わなくなった。
- 家事がはかどらないようで、家が散らかっていることが多くなった。
- 眠りが不十分と思われる。
- 食欲のない日がつづいている。
- 苦しそうな表情、低い声、のろのろとした動作などが目立つ。
これらのいくつかが最近めだつようなら専門の先生に家族の方が相談してください。
そのことで家族ご自身が悩んでいるのですから自分がまず専門医に受診して相談するのは自然なことです。
そのときにメンタルヘルスの専門の病院がどんなところか、どんな先生か、安心して家族を診てもらえるところかなどの情報がえられます。