病気の説明-不眠症トピック

不眠症

  • 「脳」は、自然が38億年もかかって、じっくりと作り上げ、私たちにプレゼントしてくれた素晴らしいコンピューターです。
    このコンピューターは交流の生物電流の波で動いています。
  • コンピューターにも休息が必要です。それが”眠り”です。
    眠っている間でも、特に脳の波がゆっくりするとき(レム睡眠)では、
    脳の消費エネルギーは3割減となり、脳そのものの温度も低くなります。
    この脳冷却作用が、脳の疲労回復に必要なのです。
  • このように脳が静まったときに記憶や感情が整理されます。
    安らかで十分な眠りは、疲れを回復させるだけでなく、
    もつれた情報を処理して、脳をリフレッシュします。
    新しくバランスのとれた状態にして目覚めたあとの活動の準備をしてくれる訳です。
  • こんな素晴らしい眠りが損なわれるのは、私たちにとってとてもつらいことです。
    それだけでなく、睡眠の不調は、気分の不安定化、記憶力低下や、
    運動能力・技能レベル・仕事効率を低下につながり、
    交通事故のリスク増加を引き起こすことがあります。
  • 必要な睡眠時間は人によって、1日4~10時間と大きく違います。
    例えば赤ちゃんは一日のほとんどを寝て過ごします。
    歳をとると睡眠時間は少なく、そして浅く、
    寝てもちょくちょく目が覚める傾向が出て来ると言われています。
  • 眠りの質と量は、布団に入る時刻、寝付いてから目が覚めるまでの時間、
    睡眠の途中で目が覚めた回数と、そのあとの寝付きやすさ、眠りの深さ、
    昼寝の回数と長さなどによって違ってきます。
回答欄
座って本を読んでいるとき
テレビを見ているとき
公共の場所でじっと座っているとき
他の人が運転する車に1時間以上続けて乗っているとき
午後、横になって休息しているとき
座って人と話しているとき
昼食の後、静かに座っているとき
運転中に渋滞で数分間動かない車の中で
合計

如何でしたか?合計点が10点以上なら、あなたの日中の眠気は強すぎる可能性があります。
もしかしたら、夜、ぐっすり眠れていないのかもしれませんね。

  • 不眠症の症状は、次のように分けられます。対応法・治療法はタイプによってちがってきます。
  1. 寝つけない
  2. 夜中に目が覚め、そのあと寝つきにくい
  3. 早すぎる時刻に眼が覚める
  4. ぐっすり寝た感じがしない
  • レム睡眠行動障害:眠っているときに激しい行動異常がくりかえし見られます。
    目を覚まさせると症状はすぐに無くなります。
    それからあとのことは、朝になっても本人の記憶に残っています。
  • そのほかに、ムズムズ脚症候群、寝言が多い、夜中にびっくりして目を覚ます、
    かなしばり、夢遊病、などがあります。
  • 不眠が、うつ病や他の病気のサインであることも少なくありません。
    ご自分で工夫しても強い不眠が続くときには専門医への受診をお勧めします。

予約について

  • 布団に入るときの工夫・注意はありますか。
  • 毎日の生活での工夫や注意はありますか。
  • どんな原因で不眠症がおこるのでしょうか。
  • 不眠のきっかけや原因となったりする体の変調や病気について知りたい。
  • 眠れないことへの専門的な治療はあるのでしょうか。
  • 睡眠薬には、どんな副作用があるのでしょうか。
  • 依存性と離脱症状について教えてください。
  • どんな薬が選ばれるのですか。
  • どのようにして薬を止めればよいのでしょうか。
  • 急に薬をやめてもいいのでしょうか。
  • 効かない日があります。耐性が出来たのではないのでしょうか。
  • 薬を飲むときに注意しなければいけない食べ物はありますか。
  • 薬の飲み合わせということはありますか。
  • 妊娠していますが、飲んでいいのでしょうか。奇形との関係が心配です。
  • 家族が認知症のため、夜中に騒ぐので困っています。睡眠薬で眠ってもらってもいいのでしょうか。

心身にお悩みをお持ちの方、どうぞお気軽にご相談下さい。

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※令和5年4月1日から 粟野雄大が院長となっております。
※火・木の午前は非常勤医師(精神科専門医)
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医院名あわの診療所
診療科目心療内科、精神科、神経内科
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